新商品のネット集客で、犯す間違いとは? 新商品や新規事業の立上げで、Web集客を検討する方は多いです。典型的な相談例から、問題点を指摘します。

新商品の典型的な相談とは?

新商品や新規事業の立上げで、ネット集客に踏み出す方は多いです。次のような形でご相談が来ます。「この新商品は素晴らしいです。この良さが伝われば、絶対に注文が来ます。どうWebサイトを作ったら良いでしょう?」

この場合の問題は、山のようにあるのですが、一番大きな問題は「良い商品が売れるのではない」という点です。売れる商品とは、良い商品ではありません。今売れている商品が、売れる商品なんです。

別に禅問答をするつもりはありませんので、聴いてください。こういうことです。どれだけ素晴らしさを伝えても、あなたがWeb上でその素晴らしさを伝えれば伝えるほど、お客は次のように思うのです。

お客が思うこととは?

お客は必ず、「本当だろうか・・・? 怪しい・・・。」  こう心の中で、つぶやきます。

売り手が「素晴らしい」と言えば言うほど、お客は「本当だろうか?」と疑うんです。これはもう、人間心理の作用反作用みたいなもので、避けようがない。だから、Webサイトで素晴らしいと伝えたら、必ずセットで間違いありませんを伝えないといけない。

「間違いありません。ほうら、これだから間違いなくあなたは満足しますよ!」という「客観的な証拠」が出てこない限り、お客は「本当だろうか・・・、怪しい・・・」と思って、帰ってしまうのです。

これは何も新商品だけに、当てはまることではありません。ページが開いた瞬間に派手なデザインとコピーで、「どうだ! スゴイだろ!」とやっているWebサイトもありますが、これは完全にマイナスです。

「素晴らしい」が重要ではないのです。大事なのは「間違いなく」素晴らしいです。

では、ここでいう客観的な証拠とは、どのような内容を言うのでしょうか。その内容はいろいろありますが、もっとも説得力を持つのは、販売実績です。「3年間の購入者数、1314名」とか、「累積販売数、686台」という表記です。

「これだけ売れている商品だから、大丈夫です」という証拠は、事実としての重みがあります。誤解のないように付記しますが、事実としての「具体的な数字」が必要ということです。

よくある記載に、「地域ナンバーワンを目指します」とか「販売実績は日本トップクラス」とかありますが、これらは具体性に欠け、客観的とは言い難いです。「何も書かないよりは、ましだ」という考え方もありますが、説得力はほとんどないと考えるべきです。

新商品や新規事業は販売実績がないですから、「間違いなく素晴らしい」とは伝えにくい。それがどれだけ素晴らしくても、既存品より集客性は劣らざるを得ない。まずはこの事実を、しっかり認識してください。その上で、どうしたら良いかです。

新商品・新規事業のネット集客手順

まず考え方を見直さないといけない。新商品ということは、今はテストマーケティングの時期にいるということです。ネット集客をどうするかではなく、テストマーケティングをどう組むかと考えます。

テストマーケティングで明確にすることは、どんな人が興味をもち、興味を持つ理由は何かです。売るために必要な情報は、商品の素晴らしさではなく、どんな人が、どんな理由で素晴らしいと思うかです。だから何らかの形で、モニターを探して、実際のコメントを集めないといけない。

こういう話をすると、それは消費財の話だろうと誤解する方がいますが、生産財やBtoBでも全く同じです。

違うのは、モニターを探す方法です。消費財であれば、調査会社に依頼すれば、モニターになる人を集めてくれます。またツイッターやフェイスブックで声をかけて、集めることもできるでしょう。

生産財やBToBであれば、既存客の中で無理のいえるお客を訪問し、実際の感想をヒアリングする。営業活動の一部として、モニターの声を集めることになります。

方法の違いこそあれ、まずはお客のコメントを集めることです。それがあれば、Webコンテンツは作れます。客観的な証拠として、販売実績の次に大事なのは、お客さんの生の声です。

実際に試した方は、こんな感想を持っています、という形で、コメントを紹介すれば、それが「間違いなく」素晴らしいの証明になります。

以上、骨子のみを説明しましたが、整理すれば、商品が素晴らしいかどうかは、お客が決めるということです。あなたが声を大に、素晴らしさを伝えれば伝えるほど、お客は帰ってしまうと、ご理解下さい。

会員制コンサルティング「Web集客の急所・改造ジム」は、お客の心理を徹底的に考える場です。お客の立場で考えれば、その商品がWeb集客に向いているか否かは、明確になります。

これまでセミナーで取り上げた事例では、「この商品は、Web集客ではない。代わりにこういう方法がある」というアドバイスをしたこともあります。

フェイスブックを使うべきか、それともFAXdmが良いのか。大事なことは、注文に繋がるかどうかです。Webは1つの手段でしかありません。

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