最初に、ズバリ、申し上げます。ホームページを作り変えようとするから、問合せが来ないのです。よろしいでしょうか? 言い間違いではありません。問合せを増やす急所はホームページにはないんです。
ではどこにあるのか? それはホームページの次の世界です。ホームページではなく、次の世界に魅力があるかどうかで、問合せが来るかどうかは決まります。
御社のホームページを見てください。お問合せページがあると思います。そこには入力フォームがあって、こう書かれていないでしょうか?
もしそうであれば、こう自問してください。「このボタンを押した人は、どれほど魅力的なものを手にできるのか」と。もう一歩踏み込んで言うと「個人情報を明かすリスクを冒してまで、欲しいと思うか」です。
ホームページから問合せが来るかどうかは、この1点に集約されます。
ボタンをクリックした後に得られるもの(次の世界)は、御社のビジネスによって変わります。電話連絡を求めたのであれば、次の世界は「電話での会話」です。資料送付を約束したなら、お送りする「資料の価値」です。お試しソフトのダウンロードなら、「お試しソフトの価値」です。
色々ありますが、得られるメリットが氏名公開のリスクを、上回らないといけない。
メリットがリスクを上回る。この意味を分りやすく言えば、1000円の値段をつけて売れるかどうかです。くれぐれも誤解しないでください。資料を無償で配るのではありません。「1000円で売る!」と考えて頂きたいのです。
残念ながら、ほとんどの方は無償で配ると考えます。ただ立場を逆にして、考えてください。無償のものを無償でもらって、欲しいと思うでしょうか。思わないでしょう?
お客が連絡先を伝えるリスクを負って、資料請求するには「ふつうは1000円払わないと手に入らない。けど、ここではタダで手に入る。」こう思わない限り行動しません。ポイントはお金を払ってでも手にする価値がある。こう「感じて」もらえるかどうかです。
見ず知らずの人に、自分の身分を明かして連絡を取るのは、心理的にかなり高いハードルです。くわえてネットは、すぐにページを切り替えることができます。あなたのメッセージは、物理的に残りません。一瞬にして消えてしまうのです。
羽毛のように軽い行動をとっている人に「身分を明かしてまで、ボタンを押したい!」と思わせなければならない。そのためには何をするのか? ここがすべての出発点なのです。
ここを取り違えると、枝葉末節の情報に振り回されるので、くれぐれも間違えないで下さい。
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